「絵が下手で 根気がなくて はや10年 今に描くぞと口先ばかり」の筆者がなるべく楽して漫画を描こうと方法を模索した結果…
定規や消しゴムの代わりに画面で下絵を作って印刷 → 主線を入れれば出来上がり♪ …という、なるべく手作業を減らしてストーリー漫画を描こうとの目論見は、結局陽の目をみませんでした。気がつけば自分の中にどうしても書きたい物語というものが無くなっていたのです。動機薄弱だもの、作品完成までの長丁場に臨むべくもない。
なぜ物語作りの情熱が消えたか、自分の考え方の変遷をいずれ文章にしたいと思いますけど、今は新しい興味――2D/3Dソフトを使って手作り――に集中しようと思います。
ブラウザに表示できるようになった
とりあえず3Dモデルをサイトで眺められるようにしたい。これは出来ました。(ところどころに塗り残しがあるのは無視^^;)マウス左ドラッグで見る角度が変えられるので、手作り小物の完成イメージの確認に使えそうです。
DilayとBlenderで3Dモデルを作る
筆者はかなり以前からBlenderという3Dソフトを知っています。なんとか習得しようと幾度となく取り組んではその度に挫折しました。一般的なモデリング手法(頂点・辺・面を操作をしながらオブジェクトを成形するとか、あるいは曲線を回転させて立体にするとか)がどうにも性に合わず、漫画と同様モデリングも半端なままでした。
最近、Dilay(Digital Clay、デジタル粘土)というスカルプチャソフトを見つけ、これなら多分自分に合っていると思いました。
Dilayでペンで描くように気軽にモデルを作成し、それをBlenderに取り込んでテクスチャを貼り付けます。
GIMPで輪郭抽出
Blenderの画面キャプチャをGIMPに取り込み輪郭抽出のフィルタをかけます。前回、Three.jsのSobelOperatorShaderとの比較のためソーベルを試しましたが、「画像の勾配」できれいな線が出るのでこれを使います。Inkscape に渡す前に「階調の反転」で白地+黒線に変えておきます。
Inkscapeでビットマップのトレース
「明るさの境界」の数値を少し上げて実行するときれいなベクター画像が得られます。