しばらく倉庫に放置してあった古いマシンを使う用事ができたので、最新OSを入れ直しました。
「64ビットのCPUだ!」ということで衝動買いしてしまったeMachines。フタを開けるとWindows Vistaのロゴシール。購入当時すぐにUbuntuを入れた覚えがあります。メモリは3.5GBに増設してありました。
今はLinux Mintを使っているので最新版を入れ直したところ、遅いことは遅いけど我慢できないほどじゃない。きちんと動いています。普段使っているソフト(テキストエディタのGeany、ベクターグラフィックのInkscapeなど)も普通に使えるので喜んでいました。
が、しかし。Blender2.8が動かない。
Error! Unsupported graphics card or driver.
A graphics card and driver with support for OpenGL 3.3 or higher is required.
The program will now close.
どうやらビデオチップATI RADEON X1200が対応しているOpenGLのバージョンに関係があるみたい。最新のBlenderはOpenGL 3.3以上を要求しているのに、この子は2.xなんですね。さて困った。どうしよう。
ちょっと古いBlenderなら動くことを確認したけれども、2.8の使い勝手の良さに慣れちゃうと後戻りするのもなんだかねえ。…などと悩んでいるうち、Blenderの実行ファイルがあるフォルダの中にblender-softwareglというスクリプトがあるのを発見。おお、これはもしかしたら…? 期待を込めてダブルクリック。
動きました!
Blenderを使うといっても、私の場合フルCGアニメや写真のように精緻な画像といったものを求めているわけではなく、単純なモデルをUV展開して型紙を作る程度なのでハードウェアが貧弱でもいいのです。なので高度なグラフィックチップやそのドライバなしのBlenderでも問題ない。めでたしめでたし。